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ガールズバンドクライ 公式メイキングブック

ガールズバンドクライ製作の舞台裏が垣間見える、公式メイキングブックを購入しました。

ガールズバンドクライ 公式メイキングブック

東映アニメーションが放つ、今一番新しいアニメーション表現を駆使したオリジナル作品、その舞台裏を豊富なインタビューと画像で紹介するとあっては、購入必至でした。ガールズバンドクライの製作については、Web上の記事でインタビューが掲載されたり作品展で紹介されていたりと、断片的な紹介はあったものの、ここまでまとまった分量のものは初めてです。

特に印象に残ったのは、ライブシーンですね。ガールズバンドクライは、日常とライブシーンで別々のチームが製作を手掛けていたとのこと。それぞれに異なった表現が必要になり、専念するためにチームを分けたようです。ライブシーンでは、アンプの配置や配線など、本物のライブのように綿密に指定されています。楽器も傷や汚れまで細かく仕上げられていて、相当の手間と情熱が注ぎ込まれていることが改めて実感できました。ピックした際に弦を揺らすために弦にリグを仕込んでいるあたりは、もはや狂気的と言ってもよいでしょう。

ライブシーンでは、日常とは異なりモーションキャプチャーで動きをつけています。モーションアクターさんの動きを最大限に活かすため、演奏タイミングはフレーム単位でバチバチに合わせているとのこと。「視界の隅 朽ちる音」からは、ライブの観客もモーションキャプチャーで動かしているそうで、確かにそれっぽい動きになっていたと改めて実感しました。

他にも、気づかなかった細かい点が多数発見できて、改めて本編を見返したくなりました。新しい表現には苦労もつきもの、先の見えない中を手探りで進み公開にこぎつけていただいた制作スタッフや関係者の皆さまに、改めて感服です。自分でも何か挑戦してみたくなる、そんな熱さを感じたメイキングブックでした。

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