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α7 V 発表

フルサイズEマウントのベーシックモデルであるα7シリーズの5代目が発表されました。

4年ぶりに刷新のフルサイズベーシック「α7 V」 - デジカメ Watch

触ってきました「ソニーα7 V」 - デジカメ Watch

Redifine basic 塗り替えろ。ということでベーシックの再定義の名の通り、先代から比べるとかなりのスペックアップを実現しています。

特徴的な更新点としては、なんといってもセンサーと画像処理プロセッサーです。センサーは部分積層型の33MPセンサーで、メカシャッター使用時には16ストップのダイナミックレンジを実現し、電子シャッターでも歪みの少ない高速読み出しに対応します。画像処理プロセッサーは新型のBIONZ XR2で、従来は別チップだったAI処理機能も内蔵して、省電力による撮影可能枚数の向上を実現しています。

連写は電子シャッター利用時にはブラックアウトフリーの30fps高速連写が可能で、さらにプリ撮影にも対応しています。オートホワイトバランスの精度向上やEVFのスペックアップ、それに4軸マルチアングル液晶パネルの採用など、上位機種に並ぶほどの充実ぶりです。

上位機種であるα1 IIと、私が今使っているα7R Vを比較対象にして、静止画関連のスペックを比較してみました。

α1 II α7R V α7 V
センサー有効画素数 約5,010万画素(フルサイズ積層型 Exmor RS) 約6,100万画素(フルサイズ裏面照射型 Exmor R) 約3,300万画素(フルサイズ部分積層型 Exmor RS)
AF 測距点数 位相差 759点 / コントラスト 425点 位相差 693点 / コントラスト 25点 位相差 759点 / コントラスト 未確認
瞳 AF 人物 / 動物 / 鳥 / 昆虫 / 車・列車 / 飛行機 人物 / 動物 / 鳥 / 昆虫 / 車・列車 / 飛行機 人物 / 動物 / 鳥 / 昆虫 / 車・列車 / 飛行機
リアルタイムトラッキング 搭載(リアルタイム認識AF) 搭載(リアルタイム認識AF) 搭載(リアルタイム認識AF)
ISO 感度 常用 ISO100–32000 / 拡張 ISO50–102400 常用 ISO100–32000 / 拡張 ISO50–102400 常用 ISO100–51200 / 拡張 ISO50–204800
EVF 画素数 約944万ドット 約944万ドット 約368万ドット
背面モニター 約144万ドット / 3.0型 / 4軸マルチアングル 約209万ドット / 3.2型 / 4軸マルチアングル 約209万ドット / 3.2型 / 4軸マルチアングル
ボディ内手ブレ補正 最大約8.5段 最大約8.0段 最大約7.5段(中央部)
最高連写速度 電子 30コマ/秒 / メカ 10コマ/秒 10コマ/秒 電子 30コマ/秒 / メカ 10コマ/秒
連続撮影可能枚数(RAW+JPEG) 約200枚前後(圧縮RAW+JPEG時) 約184枚(圧縮RAW+JPEG時) 約85枚(圧縮RAW+JPEG時)
質量(本体のみ) 約658g 約638g 約610g
価格(ボディのみ・目安) 約¥990,000 前後 約¥560,000 前後 約¥420,000 前後(発売時想定)

こうやって並べると、α1 IIとα7 Vがほぼ変わらないスペックで驚きです。差があるのはセンサーの読み出し速度、画素数、EVF、ボディ内手ぶれ補正、連続撮影可能枚数あたりです。あとはボディの形状とC5カスタムボタンですね。α7 Vのスペックでも自分の用途には十分ですし、α1 II比で2倍の価格差を考慮すると私の場合はα7 Vの一択です。

唯一の難点は価格です。先代のα7 IVからさらに値上がりして40万円の大台に乗っています。α1 IIの半額以下と考えると納得なのですが、価格帯が上がったのは否めない。従来機種も併売するので、価格と性能で選んでください、という考え方なのでしょう。

欲しいのは欲しいですし、品薄になるのは必至なので、久々に予約開始とともに予約を試みようと考えています。実機も一度は触ってみたいですね。

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