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STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ

劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ 上 (角川スニーカー文庫)

劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ 下 (角川スニーカー文庫)


劇場版STEINS;GATEのノベライズを購入しました。

STEINS;GATEは、タイムマシンを題材にした物語です。想定科学アドベンチャーとしてゲームから始まり、小説、コミックス、アニメと幅広くメディアミックス展開され、映画化となりました。

STEINS;GATEは、世界線という並行世界解釈のおかげで、メディアごとに異なるシナリオを作りやすく、実際ゲームと小説で細部が異なり、それぞれ別々の作品として十分楽しめるなど、世界観を活かした展開をしています。

私は映画を未鑑賞のため、この劇場版ノベライズについて劇場版との差異を評価できませんが、ノベライズを読了していたとしても、劇場版を楽しむことができるのでしょう。

気になる内容は、上巻は導入部として本編エンディング直後の時間軸で、世界線や世界線の収束といった世界観の説明と、BD/DVD特典として収録されていたアニメ第25話のノベライズ他を収録しています。そして下巻が劇場版のメインの内容です。

本編では、主人公である岡部倫太郎が追い求める側、ヒロインである牧瀬紅莉栖が救われる側という立場でしたが、ここではそれが逆転し、主人公のピンチをヒロインが救う、という格好になっています。ヒロインは、かつての主人公がたどった道のりや苦悩をなぞり、自身のポリシーや信念と、主人公を救いたいという気持ちの間で葛藤することになります。最後は結論を出すのですが、そちらは読んでからのお楽しみ。じつにヒロインらしい、納得のいく結論で、大変楽しめました。

ぜひとも環境、特に音響環境が整った劇場で楽しみたいところなのですが、行く機会がないまま公開終了が近づいています。どうにも行けそうにないので、BDでリリースされたら購入することにします。

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