国立国際美術館『貴婦人と一角獣』展

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大阪は中之島にある、国立国際美術館へ行ってきました。

今回の目的は、『貴婦人と一角獣』展です。東京で先行展示されていたのを指をくわえて見ていたのですが、ようやく大阪にも来てくれました。

貴婦人と一角獣展 | 国立国際美術館(大阪・中之島):2013年7月27日(土)~10月20日(日)

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その筋の人には、機動戦士ガンダムUCの作中で重要な意味を持つアイテムとして知られているタピスリーですが、美術品としても一級ですので、ぜひとも見てみたいと思っていたのでした。

展示内容は、タピスリーの6連作に加えて、背景の動植物に関する解説や、一角獣にまつわるエピソード、貴婦人が身につけている衣服や装飾品に関する解説など、多岐にわたります。豊富な展示でタピスリーに関する理解を深めることができて、大変楽しめました。

タピスリーは織物ということもあり、実物を見なければ分からない質感というものがよく理解できました。タピスリー製作の手順や、細かい技法なども解説されていて、人の手間がこれでもか、とかかっている様子がよく分かりました。

特に感銘を受けたのは、接続技法です。タピスリーは、異なる色の境界面をどのように見せるかで、スリット、インターロック、ハッチングなど、緯糸を接続する手法を適切に選んで製作されています。特にスリットは、つり下げられた際に隙間が空き、そこから光が透過することで、タピスリーにはっきりとした輪郭をもたらしたことでしょう。修復の際は、スリットは縫い閉じられることが多いそうですが、かなうならば当時の姿を見てみたいものです。

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