My New Gear !! 新しいロードバイクを購入しました。ジャイアントのオールラウンドバイクTCRから、第9世代フレームのリムブレーキADVANCED SL 2023年モデルです。
1年前に最後のリムブレーキモデルを購入したのですが、ずっとハイエンドのADVANCED SLが気になっていたのでした。ディスクブレーキ全盛時代に今更リムブレーキのハイエンドは出ないだろうと思って諦めていたところ、2023年モデルでADVANCED SLグレードのみリムブレーキのフレームセットがラインナップされたのでした。
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どうせADVANED SLグレードを買うならこれから主流になるディスクブレーキモデルでしょ、第10世代にモデルチェンジしてから考えるべき、という内なる声と、リムブレーキのADVANCED SLグレードはさすがに第10世代にはラインナップされないでしょ、買うなら今、という内なる声がせめぎ合った結果、購入したというわけです。
ディスクブレーキ全盛時代に何をやっているんだとは思いますが、趣味なので自己満足最優先ということで。ディスクブレーキのADVANCED SLグレードなら今後いつでも購入できるでしょうし、当面はTCR ADVANCED PRO 1 RIVAL ETAPを乗り倒しながら、第10世代のTCRを見てから改めて考えようと思います。その頃にはディスクブレーキの諸々や価格が落ち着いているかもしれませんし。
2023年モデルの発表と同時に注文をお願いして、ほどなくフレームセットが確保できました。完成車の納期が数ヶ月から年単位になっていた時期だったのでフレームセットの納期も長期間を覚悟していましたが、意外に短納期でした。完成車はコンポーネントの確保に時間がかかっていたのでしょう。
リムブレーキのADVANCED SLグレードはフレームセットのみのラインナップなので、パーツ類は別で揃える必要があります。ADVANCED PRO 1のフレームを入れ替えることも考えましたが、最後のリムブレーキということもあって最後のハイエンドコンポーネントを奢ることにしました。Dura-Aceも次のモデルはリムブレーキ用は出ないでしょうし。いよいよリムブレーキの終焉となった場合も、EQUALの機械式ディスクブレーキキャリパーを使えばブレーキキャリパー以外のコンポーネントやパーツ類をディスクブレーキのフレームに流用可能だということも、ハイエンドを奢ることを後押ししてくれました。
結果、1台増車となって置き場所の工夫は必要でした。ま、2台目を増やしたので後はスペースの限界までは同じことです。2以上はたくさん。
2023 GIANT Bicycles | TCR ADVANCED SL FRAME SET
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全体のフォルムは見慣れたTCRです。よくよく見ないと違いが分からないほど。同じ世代だけあってADVANCED PROとジオメトリが全く同じです。実はディスクブレーキモデルのTCRとも同一のジオメトリだったりします。
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フレームカラーは「コードバン」。コードバンというのは高級レザーの一種です。エレガントな仕上がりとのこと。ダウンチューブのロゴはイエロー風味のゴールドです。ADVANCED PROはシルバーだったので、対になっていて面白い。
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リムブレーキのADVANCED SLグレードのフレームは、機械式変速にも対応しています。このために、ダウンチューブにシフトワイヤー受けが備わっています。ディスクブレーキのADVANCED SLグレードのフレームは電動変速専用で、このようなシフトワイヤー受けは備わっていません。電動専用の方がダウンチューブがすっきりしていますが、機械式対応も夢があります。今回はDi2の電動変速にしましたが、最後は機械式変速にするのも面白い。R9100の機械式変速コンポーネントは中々手に入らないでしょうけどね。
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ヘッドチューブまわりです。2023年モデルから、ヘッドチューブにはアルファベットのGIANTロゴではなく、新しいデザインのロゴマークが配置されています。私はこちらのロゴマークの方が好みです。ここがロゴマークになったので、2023年モデルがさらに欲しくなったのでした。
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ADVANCED SLグレードは、シートポストがフレームに一体成型されたISPを採用しています。そのため、シートポストとトップチューブ、シートステーの接合部には何もなくツルッとしています。余計なものがなくて美しいだけでなく、快適性とエアロ性能にも貢献しているとのこと。
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サドルは一体成型されたシートポストの先端部に専用サドルクランプを使って取り付けます。サドルの高さを調節するためには、一体成型されたシートポストを切断する必要があります。スペーサーを使って高くすることは可能ですが、できれば一発でポジションを決めたいところ。今回はいろいろと考えましたが、最後は乗ってみての調整です。
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フロントフォークの形状は、ADVANCED PROと同じくストレート形状です。カーボンはADVANCED SLグレードのカーボンを使用しているとのこと。
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ヘッドチューブまわりのケーブル取り回しはADVANCED PROと同じです。
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ハイエンドということで、サドルはCADEXのBoostサドルを採用しました。形はFLEET SLサドルと似たようなものなので、長距離でも問題ないはず。
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コラムはジャイアント独自のオーバーサイズ、OD2です。こちらもPROグレードと同じ。こちらもハイエンドということで、ステムはカーボンモデルを採用しました。カーボンモデルはサイズが大きくなりますし、重量と価格のバランスがおかしいのでちょっと迷いましたが、初志貫徹、こだわりの選択です。
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コンポーネントは12速のDura-Ace Di2にしました。エルゴノミクスを考慮した形状で、握りやすそうです。何よりも、極めて軽量です。
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シートポストの固定機構がないと、やはり滑らかで美しいですね。ADVANCED SLグレードならでは。
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ブレーキキャリパーもR9200のものにしました。R9100と見た目に差は感じられません。
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Ultegraグレードとは一味違う様子を感じます。気のせいかもしれませんが。対応リム幅は28mmでR8000のブレーキキャリパーと同じ仕様です。
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ブレーキシューはジャイアントのカーボンホイール向けのものに換装しています。ホイールはADVANCED PRO 1に付属のSLR1を流用しています。11速対応のフリーボディに12速対応のスプロケットを取り付けられるので、スプロケットの交換を厭わなければホイールをADVANCED PROの11速UltegraとADVANCED SLの12速で共用できるというわけです。ちょっと面倒ですけど。
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クランクもDura-Aceにしました。チェーンリングは34/50Tのコンパクトです。ヒルクライム用途で軽量化を追求するセットアップです。
もちろんペダルもDura-Aceです。スタックハイトがUltegraグレードのペダルと異なるため、ポジションは微妙な調整が必要とのこと。乗りながら調整していこうと思います。
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パワーメーターは4iiiiのPrecision 3にしました。純正という手もあったのですが、トレーニングで普段使いしないでしょうから両側計測までは不要だったことと、Precision 3の方が軽量だったことから、4iiiiを選びました。
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フロントディレイラーです。11速のDi2に比べて、駆動部が小さくなりました。エアロ性能としても、リアタイヤの幅としても有利になったと思います。もちろん変速も素早くなりました。
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リアディレイラーです。グロスのブラック仕上げが美しい。
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カセットスプロケットは11-30Tを選びました。他に11-34Tもラインナップされていますが、私の使い方ではロー側30Tあれば十分なので軽量化できる11-30Tを選びました。ロー側5枚はチタン製で色が違うのがDura-Aceの証。耐久性には難ありと聞きますが、どんなもんですかね。
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ハンドルは、こちらもCADEXのRACEハンドルバーを選びました。重量わずか157gの軽量カーボンハンドルバーです。カーボンハンドルバーそのものが初めてなので、ちょっとワクワク。軽量なワイヤー式ブレーキのDi2コントロールレバーとの組み合わせで、ハンドル周りが極めて軽量に仕上げられました。
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コンピューターマウントは、純正を選びました。カーボンハンドルバーなのでREC-MOUNTSのような締め付けタイプだと固定力が不足するか、締め付けすぎでハンドルバーを割るかしそうだったので、純正にしました。こちらもカーボン製とのこと。耐荷重が210gなので、ライトとサイクルコンピューターを同時に載せるにはEdge 1040 Solarはちょっと重いかな。軽めのサイクルコンピューターが欲しくなります。
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憧れのハイエンド、ADVANCED SLグレードをついに手に入れました。リムブレーキモデルになるとは思っていませんでしたが、最後らしいハイエンド仕様で満足のいくバイクになったと思います。自己満足ですが。
第9世代のTCRが3台も揃ってしまったので、フレームの違いやブレーキシステムの違いなどを比べながら、それぞれ乗り込んでいきたいです。天候や予定などの都合でまだ乗れていないので、実際に乗れる日が待ち遠しいです。