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すずめの戸締まり [IMAX/GT] @109シネマズ大阪エキスポシティ

話題のこの作品、さっそく鑑賞してきました。

映画『すずめの戸締まり』

新海誠監督の最新作です。今年は映画館に足を運んでみようと思っていたところ、ちょうど話題作が封切られたので思い切って映画館に行ってみたわけです。

映画館はいつもの109シネマズ大阪エキスポシティです。IMAXレーザーGTの上映があったので、せっかくだからとIMAXで鑑賞してきました。

例によって前評判はほぼ仕入れずの鑑賞でした。事前に見たことがあるのは、TVで放映されていたCMとマクドナルドのCMくらいです。劇場に展示されていた扉を見て、戸締りというのが文字通り戸を締めることだと気づいたくらいでした。

アオリに旅とあるとおり、本作品はロードムービーでした。いくつもの交通手段を使って自分のルーツに辿り着く旅、その旅路を新海誠監督らしい美しい作画が彩っていました。自分でも旅に出たくなること請け合いです。

旅路になった地域だけでなく、日本全国47都道府県とタイアップして「次へ。」進むプロジェクトも進められていて、ますます旅に出たくなります。

本作品で重要な役割を果たす「扉」は、現世と常世を隔てる境界線でもあります。その扉を締めて日本中を旅してまわる草太と、主人公である鈴芽の出会いから物語が始まります。ボーイミーツガール、旅、コミカルなキャラクター、中盤の折り返しと逆転からクライマックスまでの怒涛の展開、様々な要素が絡み合い美しい画面と音が彩る世界にあっという間に入り込むことができました。

入場者プレゼントの新海誠本が、まだまだ配布中だったので私も手に入れました。中は本作品の企画書を下敷きにした新海誠監督へのインタビューがメインで、作品の理解を深められる内容でした。企画書で語られているモチーフ、配役などなど作品に込められた思いは、鑑賞を終えてから振り返ってみるときっちり私の中に届いていました。

「観客の感想だけは作り手にはコントロール出来ない」とインタビューで答えていた新海誠監督、コントロール出来ないが故に、私に届いたことは本作品が良質なエンターテイメント作品であることを証明していると思います。人に思いを伝えるって難しいんですよね。その点、この作品の鑑賞を終えて劇場を出た人に「この作品を観て感じたことは?」と聞くと、ある程度似通った感想が聞けることでしょう。

インタビュー以外には、主役二人を演じた役者さんと新海誠監督の対談も収録されていました。閉じ師の宗像草太を演じた松村北斗さんが印象的に感じたせりふは私も印象深く感じていて、勝手に親近感を覚えていました。大切なことは目に見えない。

エンターテイメント作品として、旅のきっかけとして、とても印象深い体験ができました。思い切って観てみてよかったです。映画館での体験も、あらためて他に代え難い体験だと実感できました。

特にさすがIMAX、迫力の大画面と音響でした。ただ、映画の内容からは普通の箱でもよかったかもしれません。大画面すぎて画面の隅々まで目を配ることができず、作品の美しい描写を楽しみきれなかった感がありました。新海誠本でいろいろな情報を仕入れましたし、公式サイトやパンフレットでさらに情報を仕入れた上で、もう一度劇場に足を運んでみてもいいかな、と思っています。

次はどんな作品に触れてみようかな。楽しみです。旅にも出たい!

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