水上バスで竹芝からお台場を経由して浅草までやってきたあとは、浅草をぶらついて帰りました。
船着場から浅草寺の方へ歩いていくと、まず見えてくるのが二天門です。本堂の東に建つ朱塗りの門で、国の重要文化財です。何気なく建っていますが、慶安2年(1649年)の創建です。ここは有名どころですが、身近なところにもいろいろなみどころがあるのでしょうね。観察力を磨いて、日常を楽しめるようになりたいものです。
二天門から浅草寺の境内に入ると、五重塔が見えてきます。こちらは昭和48年(1973年)の再建とのこと。塔は仏舎利を奉安したインドのストゥーパを起源とするそうです。そういえば、池上本門寺にも五重塔がありましたね。
五重塔は絶好のフォトスポットで、多くの人がカメラやスマートフォンを向けて写真に収めていました。暑いわ観光客でごった返しているわで快適とは言い難いですが、これもまた有名観光地ならではの雰囲気かな。
スカイツリーは境内からもちらちらと見ることができます。時代の異なる建築様式が対比できて面白い。
宝蔵門に掲げられている大わらじです。このわらじは、山形県村山市楯岡荒町の町内会がおよそ10年に一度奉納しているとのこと。昭和16年に始まり、現在は8代目だそうです。
元版一切経を収蔵している仁王門です。改築の際に宝蔵門と名を改めたとのこと。中央にかかる提灯は重さ約450kgの重量級です。
提灯の下部には見事な彫刻が施されています。手を伸ばせば触れられる距離で眺められるのがすごい。眼福です。
宝蔵門を後にして、仲見世を進みます。仲見世は境内以上に観光客でごった返していました。前へ進むのに苦労するほどです。
どうにかこうにか雷門まで辿り着きました。一般的にはこちらが入り口ですよね。逆ルートを通る体験ができて新鮮でした。雑踏の浅草寺を後にして、帰路に着いたのでした。
浅草といいながらほぼ浅草寺のみでしたが、雰囲気を楽しめました。季節によっては一味違う様子も楽しめそう。新年などは狙い目かもしれません。諸事情により足を運ぶ機会は少なくなりそうですが、機会を見つけて行ってみたいと思います。