Tamron 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD Model A071α7 III

高野山と紅葉

先日、和歌山方面に行く機会がありました。ちょうど紅葉シーズンでしたので、高野山に寄り道して紅葉を見てきました。

高野山のゆるキャラ「こうやくん」がお出迎え。

高野山は、1200年前に弘法大師空海が開創した真言密教の聖地です。寺院の一部は宿坊として宿泊が可能で、かつての修験者と同じように修行体験ができます。秋は紅葉や銀杏が色づいて、華やかな景色を楽しめます。

この日は木々が色づき始めたところ。場所によっては見事な紅葉を見ることができました。

紅葉と目当てに訪れる人もたくさん。旅行支援のキャンペーンも背中を押しているのでしょう。

聖地のひとつ「奥之院」の参道です。参道にはたくさんの墓石・祈念碑・慰霊碑が立ち並んでいます。苔むした石から、過ぎた年月の重さを感じられます。

墓石の中には、有名な武将や大名のものもあります。いろいろなところで見かける名前から、遠く歴史に思いを馳せるのも一興。

奥之院の御廟では、今も弘法大師が入定されているとのこと。厳かな雰囲気に圧倒されます。

奥之院を歩いた後は、付近を散策しました。あちらこちらで紅葉が真っ赤に色づいていて、目を楽しませてくれます。

高野山真言宗の総本山、金剛峯寺です。何度か焼け落ちていて、今の建物は文久3年(1863年)の再建とのこと。

なかなか体験できない歴史の重みが感じられて、貴重な機会でした。高野山には何度か訪れたことがあるはずですが、また違った見方ができたように思います。場所は変わらないけれど、それを見る自分が変化しているのでしょう。

金剛峯寺の内部は撮影禁止のため写真はナシ。狩野探幽の襖絵「松に群鶴」、狩野探斎による「雪柳白鷲」など、歴史的にも美術的にも価値ある品をたくさん目にできて眼福でした。

高野山と紅葉を満喫できました。久しぶりに写真に対する情熱も高まっています。手持ち機材が宝の持ち腐れになっているため、この機を逃さずいろいろと挑戦したり再始動したりしようと思います。

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