ELITEのスマートトレーナーを購入しました。
自転車をセットして室内でトレーニングできるホームトレーナーは、これまでWahoo Kickrを使ってきました。特に不満もなく便利に使っていたのですが、諸般の事情によりもう1台必要になったので購入したわけです。
さすがにKickrをもう1台購入するほど余裕はなかったことと、コンパクトさを重視したかったことから、ELITE SUITOを選びました。Kickrの前はTurbo Muinを使っていたので、再びELITEに戻ってきた格好です。
最近のスマートトレーナーはカセットスプロケットが取り付けられた状態で出荷される製品が多いです。カセットスプロケットを取り付けるためには工具が必要なので、工具不要が売りなのでしょう。ELITEもその例に漏れず、カセットスプロケット付属のものと、付属しないものの2種類がラインナップされています。カセットスプロケットが付属しない製品は、製品名にTが付加されます。SUITOの場合はSUITO-Tというわけです。
割引率の関係で、なぜかカセットスプロケット付属の製品の方が安価だったので、カセットスプロケット付属のSUITOを選択。
付属するカセットスプロケットは、シマノ11速です。なんとMade in Italiaのイタリア製。さすがELITE、イタリアメーカーならではです。
SUITOの特徴は、なんといってもそのコンパクトさです。脚部を折りたたむと、その幅わずか15cm。重さも15kg弱で片付けも苦になりません。
コンパクトで持ち運びしやすいため、仮に2台目のトレーナーが不要になっても、収納しておいて必要なときだけ持ち出したりする使い方が可能です。レースに参加する人なら、レース前のアップに使えるかも。電源なしでもアップに使える程度の負荷は発生しますし。
今回用意したELITE SUITOは、ディスクブレーキのTCRで利用します。ディスクブレーキのTCRはSRAMコンポーネントなので、そのままではフリーハブの互換性がなくカセットスプロケットを取り付けられません。ELITEではSRAM XDRとカンパニョーロのフリーハブをオプションでラインナップしているので、SRAM XDRのフリーハブを用意しました。
この何の変哲もない箱がフリーハブです。ビニール袋に梱包されるわけでもなく、剥き出しのフリーハブが中に入っていて面食らいました。
フリーハブの本体です。よくある3爪式のフリーハブです。バネの劣化や破損には要注意。フリーハブの取り付け・取り外しには、フリーハブを固定しているネジを外すためのアダプターが必要とのこと。アダプターは本国のショッピングサイトのみの取り扱いで手に入れられなかったので、モンキーレンチで代用しました。
カセットスプロケットは完成車に取り付けられていたRIVAL 10-30Tを流用しました。このためにカセットスプロケットが1つ必要だったので、SRAM FORCEのカセットスプロケットに交換したわけです。少々てこずりましたが、無事に取り付けられました。
自転車を取り付けての実利用はまだですが、問題はないはず。トレーナーではなく実走でトレーニングしようとも思ったのですが、天候を選ばずすぐにトレーニングを始められるトレーナーの魅力は捨てがたく、もう1台のトレーナーということになりました。購入したからにはトレーニングに有効活用したいと思います。