とある飛空士への恋歌

とある飛空士への恋歌 / 犬村 小六(著), 森沢 晴行(イラスト)

放送中のアニメに触発されて、とある飛空士への追憶を購入しました。ついのめり込んで、続編の「とある飛空士への恋歌」も購入してしまいました。原作付きのアニメだと、先が気になってつい原作に手を出してしまいます。小説だと、アニメでは語られなかった登場人物の内心が描かれていたり、アニメで編集された箇所が分かったりと、また違った楽しみがあります。

「とある飛空士への恋歌」は、「追憶」と同じ世界、異なる場所を舞台にした物語です。主人公はカルエル・アルバス、元皇子です。いきなりぶっとんだ設定ですが、事実です。元皇子なのは、革命で城を追われたから、その革命の立役者がニナ・ヴィエントという風呼びの少女です。カルエルは、ニナへの憎しみを胸に、ニナが乗り込むイスラという浮島へ乗り込み、世界の果てを目指す、というのが物語の中心です。

この巻では、導入部としてカルエルの生い立ちとアルバス家との出会い、そしてアルバス家の三姉妹との出会いが描かれています。そしてヒロインであるクレア・クルスとの出会い、また意外な展開も。

先にアニメを見ていたので、いろいろと予備知識を得ていた部分がありましたが、十分に楽しめました。アニメよりも深く詳細に描かれる、カルエルと母マリアのやりとりや心の動きにぐっときます。そして、おそらく重要な意味を持つこの言葉と、胸に宿る母の思い出の描写も感動的です。

「そう。あなたが許したら、光が闇をぬぐいさる」

とある飛空士への恋歌 / 犬村 小六(著), 森沢 晴行(イラスト)

次巻では、いよいよ空の果てを目指して旅立ちます。先が楽しみです。つい、アニメを追い越して読んでしまいそうで心配です。

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