ついに買ってしまいました。Commliteの、ニコンFマウント対応レンズをソニーEマウントに装着するためのマウントアダプター「CM-ENF-E(1)」です。

日本国内では正規の取り扱いがないため、eBay等で個人輸入するか、Amazon.co.jpのマーケットプレイスを使うと、楽に購入できます。私は、Amazon.co.jpのマーケットプレイスを使いました。

今までのマウントアダプターと、このCM-ENF-E(1)の最大の違いは、何と言っても電子接点を備え、オートフォーカスと絞り制御、それに手ブレ補正機能に対応している点です。ニコンFマウントにおけるボディからの絞り制御は、機械式が主流です。最近でこそ、Eレンズで電磁絞りを採用して完全電子化されているものの、デジタル時代の主流レンズは機械式、つまりボディ側に実装された機構と機械的に連動してレンズの絞りを制御しています。

このため、ニコンFマウントのマウントアダプターをボディ側からの絞り制御に対応させようとすると、電子接点信号の変換だけでなく、マウントアダプターに絞り制御のための機構を実装する必要があり、キヤノンEFマウントやシグマSAマウントなど、完全に電子化されたマウントに比べ、手間と難易度がはねあがります。実際、電子接点対応のシグマMC-11は、レンズ側はシグマSAマウントとキヤノンEFマウントのみで、ニコンFマウントに対応させる予定はない、と断言されています。

MC-11を横目に指をくわえていたニコン/ソニーのダブルマウントユーザ、つまり私のようなユーザにとって、このCM-ENF-E(1)はまさに福音です。ニコンFマウントの、14-24/F2.8や58/F1.4を始めとした唯一無二の魅力を持ったレンズ群を、α7Sやα7R IIといった特徴あるボディで楽しめるようになります。電子接点対応で、Exifにレンズ情報を記録できるのがよいですね。電子接点非対応のマウントアダプターは、これまでもありましたが、フォーカスがMFだったり、ボディからの絞り制御ができないのは許容できるとしても、レンズ情報がないのはさみしいですからね。

さっそく、α7R IIに装着してみました。さすがに、レンズのボリューム感が目立ちます。α7R IIは、ボディの剛性にも気を遣って設計されているので、取り回しに不安感はありませんが、それにしても大きい。

マウントアダプターの外装は、α7R IIのボディと似通った仕上げです。写真はシグマの35mmで少し雰囲気が異なりますが、ニコン純正のレンズとは似通った仕上げで、統一感があります。工作精度もそこそこで、レンズの取り付け、取り外しは円滑でした。内面も、植毛処理とまでは行きませんが、内面反射に配慮した仕上げになってました。

電子接点対応のため、マウントアダプターにはファームウェアが内蔵されています。現在のバージョンはV04で、ボディは新世代の像面位相差AFに対応したα7 II、α7R II、α6300の3機種に対応、レンズとの互換性リストは、メーカー公式サイトに掲載されています。V04になって、さらに対応が広がっているのが心強いです。V03で一時非対応だった、シグマの35mm F1.4が再び対応されているのも素晴らしい。いかにもExcelで作りました、的な見た目は気にしない方向で。

CM-ENF-E(1)

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シグマの35mm F1.4で軽く試した限りでは、描写に問題はなく、AFや手ブレ補正、Exif記録もすんなり動作してました。たまにマウントアダプターの絞り制御機構が動作不良を起こして絞れず、露出オーバーになることがありましたが、総じて問題ないレベルです。

ニコンF/ソニーEのダブルマウントユーザとしては、どのマウントのレンズを購入するかは常に悩みの種でした。このマウントアダプターがあれば、ニコンFマウントの対応レンズを選びさえすれば、ニコンのボディでもソニーのボディでも使えるので、二度楽しめるわけです。シグマのレンズだけは、シグマのマウントアダプターMC-11が魅力的なので、SAマウントを選んでsd Quattroを買うという危険な道があるものの、CM-ENF-E(1)でもそれなりに使えるので、ニコンFマウントを選ぶのも十分アリです。

最近は、EマウントのFEレンズばかり購入していましたが、これを機会にFマウントのレンズを購入していこうと思います。このマウントアダプターも、いろいろとテストしていきたいですね。楽しみです。

Commlite / CM-ENF-E1 PRO

Commlite / CM-ENF-E1 PRO

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