Tamron 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD Model A071α7 III

ハワイ王朝の栄華の象徴!イオラニ宮殿に行ってきた!

ホノルルセンチュリーライドに参加するためにハワイに行ったら、せっかくなので観光したい!第3弾はイオラニ宮殿です。イオラニ宮殿は第7代のカラカウア国王によって建設され、1882年に完成した宮殿です。1893年の王国転覆まで、カラカウア王と後のリリウオカラニ女王が公邸としていました。

敷地内は自由に散策できますが、館内はツアーへの参加が必要です。ツアーにはいくつか種類がありますが、今回はSelf-led Audio Toursに参加しました。事前録音したガイド音声を再生できるデバイスを貸してもらって、自分のペースで宮殿内を散策するツアーです。予約はインターネットのサイトから可能。料金は$25でした。

例によって2番のザ・バスでイオラニ宮殿にひとっ飛び。

Iolani Palace

敷地内には南国らしい巨大な木が生い茂っていました。実はここは駐車場なのです。

ツアーの受付は宮殿裏手の窓口にて。チケット代わりのステッカーを受け取り適当な場所に貼り付けたら、ツアー開始時刻まで待機です。

勝手がわからない場合でも、ドーセントの方が親切に案内してくれるので問題なし。

ツアー開始までは、ラナイの椅子で待つことができます。待っている間に汚れ防止のシューズカバーを装着。

この日も晴天で青空が広がっていました。ハワイ滞在中は晴天に恵まれましたね。一週間も滞在すれば、いわゆるシャワーと呼ばれるにわか雨に一度は遭遇するものですが、シャワーに遭遇したのはホノルルセンチュリーライドのゴール後の一度きりでした。

ツアー開始時刻になると、館内に入れてもらえます。まず目につくのが中央の階段です。この階段はハワイ固有の木「コア」で作られています。飾りの部分にはハワイ固有のカマニやクルミの木も使われていて、とても貴重な階段なのだとか。後ほど、この階段を実際に登って2Fに移動できます。

広間には数々の調度品が展示されています。調度品だけでなく、照明にも細かい細工が施されています。思わず見入ってしまいますね。

TO HIS MAJESTY。カラカウア王の名前が見えます。

1Fの大広間やそれぞれの部屋には、ハワイ王国歴代の肖像画がかけられています。日本では肖像画の習慣がないので、物珍しい。

調度品だけでなく、ドレスも展示されています。

こちらは正餐の間です。カラカウア王がウェスタンスタイルの食事で世界からのゲストをもてなしたとか。

王の椅子がゲストの近くに配置され、当時の世界のあらゆる情報を耳にしたそうです。

カラカウア王は新しいもの好きだったのか、当時でも珍しい水洗トイレが設置されているのも興味深い。

こちらが王座の間です。王座は当時のままのオリジナルだそうです。

再び大広間に戻り、階段を登って2Fへ。2Fには寝室や執務室が配置されています。1Fがパブリック、2Fがプライベートと言ったところでしょう。

こちらが王の寝室です。奥の部屋は宮殿の四隅の部屋にある塔の部分の部屋です。王の寝室では、ちょっとしたプライベートルームとして使われています。

こちらは音楽室です。カラカウア王家は音楽一家だったそうで、ハワイ州歌の「ハワイ・ポノイイ」はカラカウア王が作詞したとか。肖像画はカピオラニ王妃です。カピオラニ公園にその名がつけられていて、なんとなく親近感が湧きます。

真ん中の楽譜は有名な「アロハ・オエ」、作者はなんとリリウオカラニ女王その人とのこと。

こちらはカピオラニ王妃の寝室です。ベッドにかけられたサテンシルクのキルトには、王妃のモットーである「Kulia Ika Nuu」(頂上を目指して努力しよう)が刻まれているとか。

1893年のハワイ王国崩壊後、宮殿内の家具や調度品は散逸してしまいましたが、宮殿の修復にあわせてオークションや寄付などで収集につとめています。

こちらは、幽閉の間のクィーンズ・キルトです。ハワイ王国崩壊後のさらに2年後、王政支持派のクーデターが起きました。その首謀者と疑われたリリウオカラニ女王は逮捕されて幽閉されてしまいます。このキルトは女王本人が幽閉中に作り始めたものだそうです。

館内を堪能して外に出ると、地下のギャラリーに案内されます。こちらは勲章ですね。他に宝飾品などいろいろな展示があって楽しめました。キッチンや執事の部屋なども見学できます。

ハワイ王国の栄華や歴史に触れられる、貴重な体験ができました。今回のガイドツアーは英語音声だったのですが、実は日本語音声もあるとのこと。次回は日本語で聞いてみたいものです。

ちょうどこの日はロイヤル・ハワイアン・バンドによるコンサートが開催される日でした。せっかくの機会なので参加してみることに。

ほら貝によるオープニングから

定番のハワイアンナンバーを次々に披露してもらえました。観客は50名くらいで、こじんまりして落ち着いた雰囲気のコンサートで、大変楽しめました。

ロイヤル・ハワイアン・バンドは、翌日にあるパレードでも演奏を披露して大活躍でした。

イオラニ宮殿とロイヤル・ハワイアン・バンドの演奏を堪能して、充実した時間を過ごせました。ホノルル美術館と同じくワイキキからは距離がありますが、足を運ぶだけの価値はあると思います。

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