オレンジフェリーの新造船で行く!UFOラインヒルクライムライド

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はじめに

四国にそびえたつ西日本最高峰の「石鎚山」、ヒルクライムレースが開催されるなど、ロードバイク乗りにとってはおなじみのヒルクライムポイントです。その石鎚山の近くに伸びるいの町の町道「瓶ヶ森線」は、通称UFOラインと呼ばれ人気の絶景ドライブコースです。そんな絶景ルートをロードバイクで走ってきました。

標高1300m〜1700mの尾根沿いを縫うように走る天空の絶景ルート、ヒルクライムはキツかったですが、苦労に見合った絶景が拝めました。

UFOラインへのアクセス

UFOラインは山岳地帯のど真ん中にあります。愛媛県と高知県の県境にあって、実はどちらからもアクセスはほどほど良好です。今回は愛媛県側からUFOラインにアプローチして、そのまま高知県側に抜けて輪行で帰る日帰りルートを引きました。

愛媛県側は、輪行なら伊予西条が便利そうですが、ここは就航したばかりの新造船「おれんじえひめ」に乗るべくオレンジフェリーでアプローチすることにしました。

オレンジフェリー

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ライド前日、大阪南港からオレンジフェリーの新造船「おれんじえひめ」に乗り込みます。南港を22:00に出港して、翌朝06:00に愛媛県は東予港に到着している便利な航路です。移動と宿泊をまとめて片付けられる上、お値段もお手軽。しまなみ海道へのアプローチにもぴったりです。

12月に2隻目の「おれんじおおさか」が就航するまでの間、オープニングキャンペーンが実施されていて、新造船が既存船と同じ価格で利用できます。

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乗船手続きを済ませたら、乗船です。乗船方法も変わってますね。以前は外を歩いていたところ、アプローチの廊下を通ってそのまま船内に入れました。屋外を歩かなくてすむので、雨の時はありがたいですね。

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船内です。既存船と同じようなテイストの内装ですね。最上階にサロンコーナーがあるのも同じです。

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今回は一番安いシングルの客室にしました。個室8部屋が1区画になっています。既存船の2等寝台と同じ構造ですが、個室になっている点が異なります。外から施錠はできませんが、内からは施錠可能なのでセキュリティもばっちり。また、1区画あたりのスペースも広くなって、ゆったり利用できます。これはいいですね。

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室内には机が備え付けられています。壁にはハンガーもあって、至れり尽くせりでした。2等寝台と比べると、立ち上がって作業できるのがいいですね。2等寝台は2段ベッドだったので立ち上がる高さがなく、座ったまま着替える必要があって窮屈でした。

船内を一通り探検した後は、お風呂をいただいて早々にベッドに入りました。既存船と比べると、エンジン音や振動が抑えられていますね。さすが新造船です。ぐっすり寝ることができました。

東予港〜寒風山トンネル

すっきりと目を覚ましたら、朝食をいただきます。

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5:30から船内のレストランで500円の朝食が用意されています。トーストにヨーグルト、バナナにゆで卵のシンプルな朝食です。サイクリストには嬉しいメニューですね。

飲み物はコーヒー、野菜ジュースを選べました。コーヒーを選んでカフェイン注入です。

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下船してサイクルステーションで輪行を解除します。東予港のターミナルが新しくなっていて、大変キレイになっていました。サイクルステーションは出口を出て左手にあります。サイクルスタンドとフロアポンプが用意されているのも変更ありません。

ライドの準備ができたら出発です。曇り空ですが、晴れてくれるといいなぁ。

まずは伊予西条方面に向かって進みます。市街地のコンビニで補給食と水を買い込みます。ここからは何もないところが続くので、準備は必須です。結果的には、補給食が余って水が不足しました。こういうのも経験ですね。次回は水を多めにしましょう。

伊予西条からは南に進んで、寒風山トンネルを目指します。ブルーラインが引かれているので、ブルーラインに沿って進めば道迷いとは無縁で進めます。

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勾配は急ではなく激坂はないものの、ゆるやかな登りがえんえん続きます。無理をしないよう軽いギアをくるくる回して進みます。この辺りですでに川の透明度と色が半端ない!!

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徐々に山深くなってきました。

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深山幽谷という言葉がぴったりですね。

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ここでも透き通るエメラルドグリーンの川が見られました。

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そうこうしているうちに、寒風山トンネルに到着です。愛媛と高知の県境にあるこのトンネル、長さが5,432mと長大なトンネルです。愛媛側からは登基調になるため、後ろからの車に注意が必要です。

トンネルの手前で休憩して、前後のライトを点検したらいざ突入です。幸い車の通行量が少なく、危険を感じることなくトンネルを抜けることができました。まっすぐなトンネルなので、出口の光が見えた時点でも残り3kmとかなりの距離があったりしますが、そこはご愛敬。

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やったぜ、高知県!!

UFOラインへ向けてヒルクライム

ずいぶんと登ってきたような気がしますが、この時点で標高は700m程度です。これから1700mまで登っていくため、ここからが本番です。

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その前に、休憩ポイントを目指します。涼しげな川を眺めながら道の駅木の香に立ち寄りました。ドリンクを補給したら登り返します。麓で十分に補給できていれば、道の駅の立ち寄りは不要ですね。トイレだけなら何カ所かありますし。下りで来た道を引き返すのは、精神的にキツかったです。

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つづら折りの道を進んで、標高を稼いでいきます。ちなみに、途中の寒風茶屋は閉まっていました。トイレと展望スペースは利用可能なので、休憩してから再びヒルクライム!!

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よく写真に出てくる素掘りのトンネルです。ここを抜けるとしばらく下りですが、再び登り返すので油断大敵。

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この日は災害からの復旧工事がそこかしこで実施されていました。通行可能時間が1時間のうち10分程度に制限されているので、予定を立てるときは注意が必要です。休日は制限していないので、平日が要注意ですね。

自転車なら横を通してくれる箇所もありましたが、ここは通れず待ちになりました。バイクを降りてくつろぎながら制限解除を待ちます。

絶景のUFOライン

下ったり登ったりを繰り返しながら進んで、ついにUFOラインの入り口に到着です。

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海から山へ、まさにシートゥサミットですね。自分の力で登ってきたと思うと、感激もひとしおです。

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はるか向こうまで続く道、まさに天空の絶景ルートです。

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向かって右側から雲が押し寄せてくると、あっという間にガスがかります。山の天気は変わりやすい、とはまさにこのことです。

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少し進んだ絶景ポイントにて。オートバイ乗りの方から「自転車で来たんですか!!」と驚かれたので少し自己満足。地元民はクロスバイクやミニベロ、果てはママチャリで登ってくる方もいるとの噂です。

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青空に秋の雲、それにどこまでも続く絶景ルート、最高です。晴れてよかった。暑いけど。

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振り返ると、そこにも絶景が広がっていました。写真撮影ばかりでちっとも進みません。

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後ろ髪を引かれる思いですが、振り切って先に進みます。今日中に帰りたいんですよ。向こうに見える白い筋が、これから進むルートです。すごいところに道を通したものです。人間の営みに感動。

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まっすぐなようでいて、意外とアップダウンがあるので足を使い切らないよう注意して進みます。

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絶景の山岳ルートを抜けると、峠道になりました。とはいっても絶景ポイントが多数です。絶景ポイントにはサイクルラックが整備されていて、写真撮影が捗ります。

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この辺りが石鎚山系なんですね。

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よさこい茶屋から長沢方面へ

しばらく進むと、ルートの分岐点にあるよさこい茶屋に到着です。石鎚スカイラインを下るルートもアリなのですが、今回は時間の都合で長沢方面に南下します。次は久万高原あたりで宿泊して、四国カルストに足を伸ばしてみたいですね。

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よさこい茶屋も閉まっていました。この辺りでボトルの水が心許なくなってきました。結局補給できたのは15kmほど先の岡林商店にある自販機で、それまでは何もなしでした。補給には要注意です。

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後で考えてみると、石鎚山方面に少し進めば「国民宿舎石鎚」があったので、そこで補給すればよかったです。下調べ不足でした。

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これまで稼いできた標高をリセットするかのようなダウンヒル。道はところどころ荒れているので、注意して進みます。

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透き通るようなブルー、これが仁淀ブルーか!!

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木洩れ日の林道を進んでいきます。

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これまで見たこともないような透明度と色の川面です。

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きれいだなー。

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道の駅633美(むささび)の里で昼食

いい加減お腹がすいてきたのでお昼にしようと思いつつ、適当なランチスポットがなくて結局ここまできてしまいました。

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道の駅633美(むささび)の里です。

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国道194号と439号の交差点にある道の駅なので、二つを足した633に自然の美しさを足した633美の里、が名付けのルーツとのこと。むささびにちなんだムササビ定食をいただきました。唐揚げに里芋の煮付け、さしみこんにゃくに酢の物、それにうどんです。名物のツガニうどんにも惹かれましたが、身体がタンパク質を欲していたのです。

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タンパク質たっぷりの鶏唐揚げ。ボリュームも満点です。

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エネルギー源になる炭水化物のうどん。

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さしみこんにゃくはよく冷えていて美味しいです。

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里芋の煮付けと酢の物です。酢の物にはゆずの皮が使われていて、さっぱりといただけました。

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ソフトクリームにも惹かれますが、昼食後なので控えます。

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なんとカフェも併設されています。ケーキやパンが美味しそうでしたね。石鎚の辺りでお昼にして、ここではカフェタイムにするとちょうどよかったです。計画が甘かったですね。反省。

高知へ

あとは仁淀川沿いを高知に向けて進みます。南からの向かい風でペースが上がりませんが、淡々とペダルを回して進みます。

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川沿いを進むので、いつでも仁淀ブルーを堪能できます。

市街地に入ると、とさでんの路面電車沿いを進むことになります。車の交通量も増えてくるので注意して進み、無事に高知駅に到着しました。

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輪行状態にしてから、特急「南風」で帰路につきました。時間的にも体力的にも微妙で駅近グルメを楽しむ余裕なし。駅弁も売り切れでコンビニご飯を調達することになりました。無念です。

おわりに

獲得標高2000m超えの厳しい山岳ヒルクライムライドでしたが、無事に完走できてよかったです。UFOラインは噂通りの絶景でした。天候にも恵まれて、絶景を楽しむことができました。

11月下旬からは冬期通行止めになるので、それまでに、あるいは春に通行止めが解除されてから、また行ってみたいですね。次は石鎚山方面に足を伸ばしてみたいと思います。パワースポットで名高いにこ淵にも行ってみたいですね。

今回の軌跡

参考

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