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Voigtländer NOKTON 40mm F1.2 Aspherical

Loxia 2/50が割と気に入ったので、もうひとつマニュアルフォーカスのレンズに手を出してしまいました。

Voigtländer NOKTON 40mm F1.2 Aspherical

コシナ製のフォクトレンダーレンズです。日常的に使いやすい焦点距離で、手持ちのレンズにはない描写のレンズを求めた結果、NOKTON 40mm F1.2を選びました。Loxiaに手を出そうかと思ったのですが、Loxiaシリーズの中で50mmの次に手を出すであろう35mmは手持ちのレンズに同じ画角のものが複数本あります。そこで、少し目先を変えるためにフォクトレンダーに目を向けてみました。

フォクトレンダーEマウントレンズの標準域には、NOKTON、APO-LANTHARの2シリーズで35mm、40mm、50mmの焦点距離がラインナップされています。APO-LANTHARはアポクロマート設計の高性能レンズでF2と明るさ控えめ、NOKTONはF1.2やF1.4の明るさですが描写はオールドレンズさながらの描写とのこと。今回は手持ちのレンズにはない点を重視して、NOKTON 40mm F1.2を選びました。

NOKTON 40mm F1.2には、同じ光学系で絞りデクリック機構のないSE版がラインナップされていましたが、2023年1月に販売終了とのこと。私は動画撮影しないので、軽くてお値段も抑えめなSE版は魅力的だっただけに、残念です。やはりEマウントには動画需要が高く、SE版はセールスが振るわなかったのでしょう。なお、Zマウントでは絞りデクリック機構がない仕様が標準のようです。

NOKTON 40mmは、VMマウント版をマウントアダプター経由で使う手もあります。ただ、VMマウント版はF1.4で少し暗いこと、Exif対応やMFアシストへの対応、それに距離エンコーダー内蔵でボディ内手ぶれ補正と手間なく連動できるなど、ネイティブ対応のメリットは捨てがたく、Eマウント版を選びました。

箱にはフォクトレンダーが掲げた信条があしらわれていました。”…weil das Objektiv so gut ist”は「レンズがとても良いから」とのこと。創業1756年の老舗が掲げると、重みが違いますね。期待が高まります。

レンズは小型ながらも重量420gと、塊感があってずっしりとした感触で所有感を満たしてくれます。

絞りリングはレンズの前方にあります。開放F1.2の表記が、夜の名を冠した明るいレンズであるNOKTONならでは。絞り指標になる白い丸が配置されたリングは、絞りのクリック有無を切り替える機構を兼ねています。

マニュアルフォーカスレンズならではの距離指標です。メートル表示とフィート表示で色が違っていて分かりやすいです。フォーカスリングはローレットと凹みが交互に配置された特徴的な仕上げで、指がかりがよくて回しやすいです。回した感触はヌメッとした適度な抵抗感があり、微妙なピント合わせもストレスなく可能です。

α7R Vに装着してみました。まるで純正レンズのような収まりのよさ。よく似合います。重さはともかくサイズ感はコンパクトなので、写真散歩でスナップ撮影するにはぴったり。

フードはねじ込み式のものが付属します。手持ちのレンズはバヨネット式ばかりなので新鮮です。バヨネット式と違って逆付けができませんが、短いフードなので問題はないでしょう。なお、フードにもフィルターネジが切ってあって、フィルターはフード側に装着します。

少し試し撮りしただけですが、開放F1.2では収差が残るふわっとした描写、絞るとくっきりな二面性のあるレンズです。オールドレンズのような描写という噂通りで、手持ちのレンズにはない描写が新鮮ですね。大口径ということで丸ボケを楽しみたくなりますが、非球面レンズの影響かボケに若干の輪郭がつく上に、絞り羽根の角が少々目立つので注意が必要です。

マニュアルフォーカスレンズはまだまだ経験が少ないですが、写真を撮っている感覚が強く意識できて新鮮で楽しいです。こまめに連れ出して写真散歩を楽しもうと思います。

Voigtländer NOKTON 40mm F1.2 Aspherical

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