ライドの記録

とびしま海道ライド

過去のライドを紹介するシリーズ、今回は「とびしま海道」です。

とびしま海道は、愛媛県今治市の岡村島と、広島県呉市の間の島々を、7つの橋でつないだ道です。しまなみ海道と同じく、海を渡る橋の上を自転車で疾走できます。しまなみ海道とは違って、サポートサービスもなければ道沿いにコンビニがあるわけでもなく、少々難易度は高め。その代わり、車が少なく快適なライドが楽しめます。

今回のルートは、広島市内から出発して安芸灘大橋からとびしま海道へ入り、岡村島から渡船で大三島に渡って、しまなみ海道を途中から進んで新尾道まで行くルートです。新尾道からは新幹線を使って輪行で帰る流れです。

しまなみ海道は以前に通ったことがあるので、コースタイムやポイントが分かります。岡村島から大三島の宗方港への渡船が、便数が少ないのが注意点ですね。6:20と8:30は論外として、狙い目の12:30を逃すと次が17:35です。ナイトライドをするつもりはないので、12:30を逃した場合は、とびしま海道を引き返して呉から輪行で帰るエスケープルートですね。来た道を引き返すのは悔しいので、時間管理はきっちりやりましょう。

市営渡船の運航 | 地域振興課 | 今治市

以前に行ったしまなみ海道のレポートはこちら

自転車の聖地「しまなみ海道」ロードバイクを購入してから半年あまり、いろいろなところに行ってきました。全然ブログで紹介できていなかったので、これから何回かに分けて記事...

広島市内から呉までは、あまり面白いコースではなかったので、輪行でアクセスするなら最寄りの仁方駅まで行くのがおすすめです。今回は広島市内に宿泊していたので、宿泊場所からそのまま自走してしまいました。

ホテルの下で輪行解除して、出発準備完了です。

今回の宿泊先は、アパホテル〈広島駅前大橋〉にしました。広島駅から近く、露天風呂つきの大浴場が完備、もちろんコインランドリーも備えていてサイクリストにぴったりでした。

あとはひたすらペダルを回して、安芸灘大橋まで駆け抜け、いよいよとびしま海道の入り口です。

あいにくの霧と曇り空で、景色はよいとは言えませんが、これはこれで風情がありますね。

海を渡る橋と島々、海道の名に恥じない素敵な景色です。

かなりよいペースで飛ばしてしまったので、大崎下島に到着した時点で10時過ぎでした。ゆたか海の駅のレストランでお昼にしようとしていたのですが、開店が11時からと開店前でした。フェリーの時間までは余裕がありますが、岡村島まで行ってしまってからゆっくり過ごすことにして、先に進みます。

あっという間に岡村島に到着、目的地であるまるせきカフェにたどり着きました。ここも11時開店なので、開店直後に一番乗りです。

サイクルラックとフロアポンプが嬉しいですね。ボトルへの給水もしてもらえて、サイクリスト向けに至れり尽くせりのサービスが受けられます。

左手に見える縁側でも飲食ができるようですが、この日はものすごく暑かったので、締め切ってエアコン全開運転でした。また涼しくなったら訪れたいものです。

さっそく店内にお邪魔して、本日のランチを注文します。今治のB級グルメ、焼豚玉子飯のランチです。卵と豚肉でタンパク質を補給、ロングライドの補給にぴったりですね。

冷や奴とお新香、それにドリンクがついてきます。コーヒーと紅茶が選べますが、コーヒーは店主のこだわり自家焙煎ネルドリップとのことで、一度試してみるとよいかも。

ランチを平らげてから、まだお腹に余裕があったので、しまのわスイーツプレートを注文しました。孤独のグルメのゴローちゃんばりですね。しまのわスイーツプレートは、卵の殻をそのまま容器にした、名物「ひめっこプリン」と、島の名物をたっぷり使ったパウンドケーキのセットです。

卵液を入れるために開けた穴をチョコレートでふさいで、顔のように見えるのがカワイイですね。パウンドケーキも薄いものが3種と、いろんな味が楽しめるのがGoodです。

セットドリンクには、限定の豆乳ラテをチョイス。コーヒーの風味を損なわずにいながら飲みやすい、すばらしいラテでした。

ランチとスイーツを堪能した後は、岡村港まで移動して旅客船とびしまに乗船します。岡村港から大三島の宗方港までは、運賃が410円、自転車が140円とお手頃です。待合所に自動券売機がありますが、宗方港までの自転車料金の設定がないため、船内の係員さんに申し出て運賃を支払います。

就航間もないのか、ぴかぴかの船体です。

自転車は、前輪をサイクルラックに入れて、紐で固定してくれます。タイヤが細めのスポーツバイクだと、ちょっと固定が不安でしたが、結局何の問題もありませんでした。

船体のブルーが海のグリーンによく映えますね。

船内も、ものすごくキレイでした。3人がけと2人がけのシートが新幹線を彷彿とさせます。

壁際には、何とコンセントが備え付け、こんなところも新幹線そっくりです。

大型のディスプレイには、航路と到着時刻が表示されています。宗方港までは30分たらずで到着します。晴天で海も穏やかなので、予定通り到着できそうですね。

お客さんはまばらで、観光客よりも地元の方が多かったですね。地元の足として活用されているようです。

窓からの眺めもよく、最高の乗船体験でした。

大三島の宗方港からは、島内を抜けて大山祇神社経由でブルーラインに戻るルートを進みました。アップダウンがそれなりにあるのと、補給場所が少ないので、宗方港でドリンク補給は万全に。

いつものドルチェ本店でジェラートをいただきます。

はっさく屋は、残念ながら品切れ閉店でした。しまなみ海道を駆け抜けて、予定通り暗くなる前に尾道に到着です。二度目なので、手慣れたものですね。新尾道まで自走して、新幹線輪行で帰路につきました。

とびしま海道は、しまなみ海道よりもさらに長閑でよいところでした。海が近く感じられましたね。今回は最短ルートを駆け抜けましたが、島々を一周するコースや、古い街並みが保存された御手洗地区、開店前で行きそびれたグルメスポットなど、まだまだ体験していない魅力がたくさんありそうでした。次回は今治から朝のフェリーに乗って、ゆっくりととびしま海道を満喫してみたいと思います。

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