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FiiO BTA30 Pro

FiiOから、Bluetoothレシーバー&トランスミッター機能搭載USB DACの新機種が発表されました。先代のBTA30から機能・性能を大幅に強化した順当進化版です。FiiOの本拠地たる中国ではすでに発表・発売済みでしたが、日本でもようやく発表です。

FiiO、“超”進化したLDAC対応Bluetooth送受信USB DAC - AV Watch

BTA30 Pro – Fiio Japan

モデルチェンジによる変更は多岐に渡りますが、主にDAC・USBチップの変更、筐体と操作系の変更、バイパスモードの追加が目立ちます。Bluetoothレシーバー&トランスミッターとしての基本機能はBTA30からさほど変わりはなさそうです。

最も気になるのは、USB接続時の動作ですね。先代のBTA30はUSB接続すると音声フォーマットが48kHz / 16bitどまりの性能でせっかくのLDAC送信機能が活かせず、LDACを使うためにSPDIFで音声入力する必要がありました。普段使いのヘッドホンアンプと接続してLDAC送信機能だけ活用するという使い方もありなのですが、私の使い方だとMacが出力元になるため、Macのサウンド環境設定から出力先を切り替える方が使いやすいです。BTA30 ProではUSB接続時も音声フォーマット384kHz / 32bitに対応し、LDACでBluetoothに送信可能です。

筐体はアルミ合金製になって質感がよさそうです。またLEDインジケータが増設された上に、ボタンで操作できる機能が増えています。具体的には、入力の選択や音声フォーマットの切り替えがボタンで操作可能です。先代のBTA30ではスマホアプリで操作可能なのですが、スマホアプリを使うためには動作モードをRXモードに切り替える必要がありました。当然といえば当然の仕様とはいえ、普段はTXモードで使っているので設定変更のためだけにモードを切り替えるのは面倒でした。BTA30 Proではボタン操作が可能なので、私の使い方だと最初に設定してしまえば普段はアプリ不要で使えそうです。LEDインジケーターで利用中のBluetoothコーデックが分かるのも気が利いていますね。BTA30ではアプリでしか確認できなかったので、TXモードで利用中のコーデックが確認できず、本当にLDAC接続されているか今ひとつ分からなかったのです。

BTA30 Proは、性能向上と使い勝手の改良が盛り込まれていて魅力的なモデルチェンジだと思います。わずか1年でこれだけのモデルチェンジを投入してくるあたり、FiiOさんは勢いがありますね。AKM製チップからの切り替えという事情はあっただろうとは想像しますが。

BTA30は品切れになるほどよく売れ、再販もあっという間にはけてしまう人気でした。LDACで送信できるBluetoothトランスミッターとしては唯一の選択肢ですから、当然か。BTA30 Proは価格的にお高くなってしまって気軽に買うには二の足を踏む価格設定ですが、買うべきか買わざるべきか考えてみようと思います。

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